全国の百貨店売上高は、6カ月ぶりに前年同月比プラスの7318億円余となった。
売上げを押し上げたのは、全国的に寒気が強まりこの時期の主力である冬物重衣料を中心に服飾雑貨を含めたファッション商材全般が好調にした(衣料品+3.9%、身の回り品+1.2%)ことや、クリスマスケーキやおせち(惣菜)などの季節商品が活況だったことが大きな要因といえる。
また復興需要が好調な東北地区で、仙台+10.9%、東北全体で+5.8%と売上げを維持していることも最近の特徴だといえる。
一方で、生鮮食品は▲3.3%で6カ月連続のマイナス。
12月の調査対象社は86社254店舗となっている。
なお、平成23年度年間売上高合計は、6兆1525億円で、対前年比▲2.0%となった。
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