外食産業の12月度の売上げは対前年同月比101.8%と3カ月連続で前年を上回った。
クリスマスなどの年末のイベント需要もあり、全体として「堅調に推移」したと協会ではみている。また、セシウム汚染牛肉などの風評被害の影響を受けていた焼き肉店が、11月の対前年同月比88%から12月は95.5%と回復の兆しが見え始めたのも明るい話題だ。
全体では、店舗数は同101.1%、客数同102.1%となっている。客単価はファストフードやディナーレストランなどでは昨年を上回っているが、外食全体では99.7%とわずかだが昨年を下回っている。
業態別の売上げでは、ファストフードの麺類113.1%、和風106.6%、洋風103.9%、ファミリーレストランの中華103.9%、パブ・居酒屋のパブ・ビアホールの103.3%などが伸びている。
12月の調査事業社数は216、店舗数は3万1410店だった。
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