「世界最高米」事業をスタート 東洋ライス2018年1月29日
東洋ライス(株)(銀座本社:東京都中央区、雑賀慶二社長)は、2015年秋に「世界最高米」事業をスタートさせたが、このたび第3回目となる2018年の取り組みを開始した。
「世界最高米」事業で最も重要となる原料玄米は、2017年12月に山形県真室川町で開かれた米・食味鑑定士主催の「第19回・食味分析鑑定コンクール:国際大会」において金賞を受賞した玄米の中から、同社独自の基準により厳選し、「世界最高米」の原料米に認定した。
(写真左から)雜賀社長、総合部門で金賞を受賞した6名の生産者(山嵜智之さん、関智晴さん、平瀨寛之さん、中西昇さん、小林仁志さん、小松栄富さん)と米・食味鑑定士協会の鈴木会長
選ばれたのは、長野県、新潟県、岐阜県、群馬県、山形県の各県産コシヒカリ玄米6品。同社では、一般価格の約8倍となる1kgあたり1900円で買い受けた。
これらの原料玄米を同社では、独自の生命力選別、熟成、精米、ブレンド、無洗米の各技術を駆使して最高品位の「金芽米」に仕上げ、今年6月頃より、840g1万800円(税込)で販売する予定だ。
昨年は、発売前から多くの予約があったが、確保した原料となる玄米量の関係から予約分のみの販売とし、それを完売した(国内:ネット販売及び三越日本橋本店の通信規格販売で400セット。海外:シンガポール100セット、香港50セットの計150セット)。
なお今年は、上記の販売形態に加え、高級料亭での提供などに販売チャネルを広げ、昨年以上の販売量を計画している。
この取り組みは、日本のコメに対する注目度向上と、価値向上を目指すものだが、同社では「世界最高米」をそのフラッグシップと位置づけ、その地位がさらに強固なものになるよう、取り組みを続けていく考えだ。
同社の「世界最高米」の取り組みは、内外のメディアからも注目され、テレビ報道・番組をはじめ全国紙、雑誌、ネットニュースなどを通じ、数多くの媒体で報道・紹介された。
「世界最高米」の取り組みは、日本の農業に必須であるブランディングの見本として、予想以上の役割を果たしているものと同社は考えている。
【総合部門で金賞受賞者】
○木島平米ブランド研究会 山嵜智之さん(長野県)
○関家のこだわり米 関智晴さん(新潟県)
○高山稲作友の会 平瀨寛之さん(岐阜県)
○飛騨高山おいしいお米プロジェクト (株)和仁農園 中西昇さん(岐阜県)
○(株)雪ほたか 小林仁志さん(群馬県)
○真室川町こだわり米生産組合 小松栄富さん(山形県)
(関連記事)
・ANAファーストクラス機内食で金芽米を提供 東洋ライス(17.11.24)
・肥飼料「米の精」提供で基本協定締結 東洋ライス・東都生協(17.09.04)
・世界最高米ディナーを 東洋ライス(17.08.10)
・JAしまね 金芽米で健康増進へ 東洋ライスと業務提携(17.04.20)
・「世界最高米」の原料玄米 新たに5品認定 東洋ライス(17.01.31)
・JA全農長野と東洋ライス「金芽米」などの輸出で連携強化 東洋ライス(16.09.01)
重要な記事
最新の記事
-
【人事異動】JA全農(2025年1月1日付)2024年11月21日
-
【地域を診る】調査なくして政策なし 統計数字の落とし穴 京都橘大学教授 岡田知弘氏2024年11月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】国家戦略の欠如2024年11月21日
-
加藤一二三さんの詰め将棋連載がギネス世界記録に認定 『家の光』に65年62日掲載2024年11月21日
-
地域の活性化で「酪農危機」突破を 全農酪農経営体験発表会2024年11月21日
-
全農いわて 24年産米仮渡金(JA概算金)、追加支払い2000円 「販売環境好転、生産者に還元」2024年11月21日
-
鳥インフル ポーランドからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
鳥インフル カナダからの生きた家きん、家きん肉等の輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
JAあつぎとJAいちかわが連携協定 都市近郊農協同士 特産物販売や人的交流でタッグ2024年11月21日
-
どぶろくから酒、ビールへ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第317回2024年11月21日
-
JA三井ストラテジックパートナーズが営業開始 パートナー戦略を加速 JA三井リース2024年11月21日
-
【役員人事】協友アグリ(1月29日付)2024年11月21日
-
畜産から生まれる電気 発電所からリアルタイム配信 パルシステム東京2024年11月21日
-
積寒地でもスニーカーの歩きやすさ 防寒ブーツ「モントレ MB-799」発売 アキレス2024年11月21日
-
滋賀県「女性農業者学びのミニ講座」刈払機の使い方とメンテナンスを伝授 農機具王2024年11月21日
-
オーガニック日本茶を増やす「Ochanowa」有機JAS認証を取得 マイファーム2024年11月21日
-
11月29日「いい肉を当てよう 近江牛ガチャ」初開催 ここ滋賀2024年11月21日
-
「紅まどんな」解禁 愛媛県産かんきつ3品種「紅コレクション」各地でコラボ開始2024年11月21日
-
ベトナム南部における販売協力 トーモク2024年11月21日
-
有機EL発光材料の量産体制構築へ Kyuluxと資本業務提携契約を締結 日本曹達2024年11月21日