無洗米未来サミット開催 東洋ライス2018年11月16日
東洋ライスは11月15日、東京都港区の明治記念館で、無洗米の普及拡大のため、「無洗米未来サミット」を開催した。
同社が世界初の無洗米「BG無洗米」を発売して27年、未だ多くの消費者が無洗米に正しい認識を持たず、その普及は十分になされていない。同サミットの狙いは、「BG無洗米」の開発意図や機能性を広く社会に発信することで、普及拡大に繋げていくことだ。
当日は「BG無洗米」製造機を導入している全国37の企業が一堂に会するなど、大勢の報道陣が押し寄せた。
(写真)雜賀慶二・東洋ライス代表取締役社長
サミットの冒頭、雜賀社長は「BG無洗米を広めてきたことが、世界中が取り組みを始めている国連のSDGs(持続可能な開発目標)に貢献することとなり、環境省からエコ・ファースト企業に認定された。『持続可能な社会を構築するための米』としてこれからも普及に努めたい」と語った。
同社のBG無洗米は、世界で唯一、製造時にとぎ汁を出さず、添加物を使用しない製法で作られている。これは、普通米はもとより、他の無洗米でも実現できなかったことだ。年々米の消費量が減少し続けているにもかかわらず、BG無洗米のシェアは年々増加していることも、BG無洗米の価値を示している。
(写真中央)「無洗米宣言」をする阪本哲生・東洋ライス取締役副社長
サミットの締めくくりに、阪本副社長は「食事という自然な形で、各人がSDGsに協力できるとしたら、素晴らしいことだ。今後も無洗米の普及を通じて、持続可能な社会のために尽力していくつもりだ」と述べ、同サミットを契機に、持続可能な社会の構築を実現できる唯一の「無洗米」であることを表明し、その実現に尽力する、として無洗米宣言を表明して、会を締めくくった。
(関連記事)
・金芽ロウカット玄米で脂質異常改善 東洋ライス(18.11.13)
・植物保護のためのSDGsでシンポ(18.10.24)
・無洗米未来サミット開催などの近況報告 東洋ライス(18.10.10)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(123) -改正食料・農業・農村基本法(9)-2024年12月21日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (40) 【防除学習帖】第279回2024年12月21日
-
農薬の正しい使い方(13)【今さら聞けない営農情報】第279回2024年12月21日
-
【2024年を振り返る】揺れた国の基 食と農を憂う(2)あってはならぬ 米騒動 JA松本ハイランド組合長 田中均氏2024年12月20日
-
【2025年本紙新年号】石破総理インタビュー 元日に掲載 「どうする? この国の進路」2024年12月20日
-
24年産米 11月相対取引価格 60kg2万3961円 前年同月比+57%2024年12月20日
-
鳥インフルエンザ 鹿児島県で今シーズン国内15例目2024年12月20日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】「稼ぐ力」の本当の意味 「もうける」は後の方2024年12月20日
-
(415)年齢差の認識【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年12月20日
-
11月の消費者物価指数 生鮮食品の高騰続く2024年12月20日
-
鳥インフル 英サフォーク州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月20日
-
カレーパン販売個数でギネス世界記録に挑戦 協同組合ネット北海道2024年12月20日
-
【農協時論】農協の責務―組合員の声拾う事業運営をぜひ 元JA富里市常務理事 仲野隆三氏2024年12月20日
-
農林中金がバローホールディングスとポジティブ・インパクト・ファイナンスの契約締結2024年12月20日
-
「全農みんなの子ども料理教室」目黒区で開催 JA全農2024年12月20日
-
国際協同組合年目前 生協コラボInstagramキャンペーン開始 パルシステム神奈川2024年12月20日
-
「防災・災害に関する全国都道府県別意識調査2024」こくみん共済 coop〈全労済〉2024年12月20日
-
もったいないから生まれた「本鶏だし」発売から7か月で販売数2万8000パック突破 エスビー食品2024年12月20日
-
800m離れた場所の温度がわかる 中継機能搭載「ワイヤレス温度計」発売 シンワ測定2024年12月20日
-
「キユーピーパスタソース総選挙」1位は「あえるパスタソース たらこ」2024年12月20日