魚沼コシ 特Aに復帰-30年産食味ランキング2019年3月1日
日本穀物検定協会は2月27日、平成30年産米の食味ランキングを発表した。「特A」にランクされた産地品種は55点。昨年、Aにランクダウンした新潟・魚沼コシヒカリは特Aに復帰した。
対象の産地品種は154。29年産より4産地品種増え過去10年ではもっとも多くなった。
「特A」は55点(29年産43点)、「A」は67点(同76点)、「A´」は32点(同32点)だった。「B」、「B´」は該当がなかった。「特A」と「A」は合計122点で過去最高となった。
特Aの55点のうち29年産でAランクだったのは15点、A´だったのが3点ある。また、30年産で初めてランキングの対象になり「特A」と評価されたのは3点あった。(山形・村山/最上「雪若丸」と徳島・北部「あきさかり」)。
また、食味ランキング外だが、今後各県で生産を奨励していきたいとする話題性のある品種も毎年参考品種として選定して食味試験を行っている。それによると特Aは、福島「里山のつぶ」、福井「いちほまれ」、長崎「なつほのか」が取得した。
米の食味試験は、良質米づくりと米の消費拡大を推進するため、昭和46年産から全国規模の産地品種について行ってきている。今年で48回目。評価は同協会独自の基準米(複数産地コシヒカリのブレンド米)として、白飯の「外観・香り・味・粘り・硬さ・総合評価」の6項目について比較する。選抜訓練した20名の食味評価エキスパートパネルが評価。基準米よりとくに良好なものを「特A」、良好なものを「A」、おおむね同等なものを「A´」、やや劣るものを「B」、劣るものを「B´」としてランクづけをしている。
(関連記事)
・30年産米食味ランキング 対象155産地品種(18.10.31)
・特Aは43産地銘柄 魚沼コシは特A逃す-29年産米食味ランキング(18.03.01)
・特Aに44点 米食味ランキング(17.02.24)
重要な記事
最新の記事
-
トランプ関税で米国への切り花の輸出はどうなる?【花づくりの現場から 宇田明】第58回2025年4月24日
-
三島とうもろこしや旬の地場野菜が勢ぞろい「坂ものてっぺんマルシェ」開催 JAふじ伊豆2025年4月24日
-
積雪地帯における「麦類」生育時期 推定を可能に 農研機構2025年4月24日
-
日本曹達 微生物農薬「マスタピース水和剤」新たな効果とメカニズムを発見 農研機構2025年4月24日
-
適用拡大情報 殺菌剤「バスアミド微粒剤」 日本曹達2025年4月24日
-
倍率8倍の人気企画「畑でレストラン2025」申込み開始 コープさっぽろ2025年4月24日
-
農業・食品産業技術開発の羅針盤「農研機構NARO開発戦略センターフォーラム」開催2025年4月24日
-
雪印メグミルク、北海道銀行と連携「家畜の排せつ物由来」J-クレジット創出へ酪農プロジェクト開始 Green Carbon2025年4月24日
-
山椒の「産地形成プロジェクト」本格始動 ハウス食品など4者2025年4月24日
-
絵袋種子「実咲」シリーズ 秋の新商品9点を発売 サカタのタネ2025年4月24日
-
『花屋ならではの農福連携』胡蝶蘭栽培「AlonAlon」と取引 雇用も開始 第一園芸2025年4月24日
-
果実のフードロス削減・農家支援「氷結mottainaiプロジェクト」企業横断型に進化 キリン2025年4月24日
-
わさびの大規模植物工場で栽培技術開発 海外市場に向けて生産体制構築へ NEXTAGE2025年4月24日
-
サラダクラブ「Grower of Salad Club 2025」最優秀賞6産地を表彰2025年4月24日
-
22世紀の食や農業の未来に「あったらいいな」を募集第三回「未来エッセイ2101」AFJ2025年4月24日
-
「第75回全国植樹祭」記念「狭山茶ばうむ」など ローソンから発売 埼玉県2025年4月24日
-
「20代の野菜不足解消アイデアコンテスト」募集開始 野菜摂取推進プロジェクト2025年4月24日
-
持続可能な食と農へ 農中と農研機構が協定2025年4月23日
-
将来受け手のない農地 約3割 地域計画で判明2025年4月23日
-
ふたつの「米騒動」【小松泰信・地方の眼力】2025年4月23日