チーズ、ヨーグルト等好調で増収増益 雪印メグミルク2018年5月11日
・2017年度決算
雪印メグミルク(株)は、5月10日に「2018年3月期決算説明会」を行った。
18年3月期の連結売上高は5961億円で、17年3月期より82億円増(+1.4%)。営業利益は193億円(同+3.3%)、経常利益209億円(同+3.6%)で、純利益(親会社株主に帰属する当期純利益)は133億円(同+3.1%)と、増収増益となった。
事業別にみると、乳製品は家飲み需要の継続でチーズの販売が好調で増収増益。市乳はガゼリ菌SP株ヨーグルトの販売が好調で減収増益。ニュートリションは機能性食品の売上げが拡大し増収に。飼料・種苗は配合飼料の販売価格上昇などで増収増益だった。
西尾哲治同社社長(=写真)は「食品業界では節約の動きが継続してみられる一方で、機能を訴求した商品を求める動きも強まるなど、消費者の価値観が多様化するなかでさまざまな需要が生まれている」と、現在の食品業界を分析。そうした経営環境下で、雪印メググループは「グループ中期経営計画2019」に基づき、経営基盤の複数化、キャッシュフロー最大化に取組んできたが「中期経営計画の初年度として順調なスタートをきった」と語った。
また西尾社長は、連結子会社の雪印種苗(株)の種苗法違反問題について「大変ご迷惑とご心配をおかけしました。心よりお詫び申し上げます」と述べ、「今後、再発防止とともに、当社グループ全体のコンプライアンス強化に改めて取り組んでいく」と語った。この問題についていくつかの質問があったが、「本日は決算説明会であり、付帯的な事実関係は、4月27日に公表された第三者委員会の『報告書』を参照して欲しい」ということで一切説明はされなかった。
(関連記事)
・西馬場氏が副社長に 雪印メグミルク(18.05.11)
・日常的に行われていた偽装表示 雪印種苗(18.05.10)
・部分水素添加油脂不使用のマーガリン類を発売 雪印メグミルク(18.03.05)
・調理時間約1分「かんたん!マッシュポテト」新発売(18.01.25)
・ガセリ菌SP株摂取でインフルエンザを予防 雪印メグミルク(17.12.22)
・「重ねドルチェ りんごと紅茶のレアチーズ」発売 雪印メグミルク(17.12.12)
重要な記事
最新の記事
-
米価 過去10年で最高値 60kg1万5865円 対前年比114%2024年7月17日
-
【東京農業大学鼎談】実学主義の価値(2)DX戦略にも地域色拡充2024年7月17日
-
【東京農業大学鼎談】実学主義の価値(3)JAは食・農の好循環先導を2024年7月17日
-
「小さな協同」実践 JA松本ハイランドの自己改革 新世紀JA研究会全国セミナー2024年7月17日
-
「きっトラ」と「もし寅」【小松泰信・地方の眼力】2024年7月17日
-
【訃報】生活クラブ生協連の加藤好一顧問が逝去2024年7月17日
-
【人事異動】農水省(7月16日付)2024年7月17日
-
【注意報】ナシ、ブドウなどに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 三重県2024年7月17日
-
ガチャピン・ムックとコラボ「ニッポンエール」グミ発売 JA全農2024年7月17日
-
日本農業の未来をけん引する人材育成へ 宮城県加美農業高校とNTT東日本グループが連携2024年7月17日
-
唐沢農機サービス「夏の大展示会」開催 200台を超える農機具を展示2024年7月17日
-
【注意報】大型斑点米カメムシ類、カスミカメムシ類による斑点米発生に注意 千葉県2024年7月17日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 岩手県2024年7月17日
-
「第3回 全国桃選手権」開催 全国から45品がエントリー 日本野菜ソムリエ協会2024年7月17日
-
ハウス栽培向け環境制御システムのラインアップを拡充 クボタ2024年7月17日
-
【役員人事】石巻埠頭サイロ(4月1日付)2024年7月17日
-
葉の光合成速度の低コスト・低労力・高速推定法を開発 農研機構2024年7月17日
-
表参道で佐賀県産「いちごさん」絶品ひんやりスイーツ「いちごさんどう2024夏 」開催2024年7月17日
-
長野県塩尻市と山口県岩国市の歴史的風致維持向上計画を認定 農水省など2024年7月17日
-
生とうもろこしまるかじり 昭和村で農業体験開催 パルシステム群馬2024年7月17日