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届けあぜみちの声 上村前JA菊池・熊本経済連会長慰労パーティー2018年5月7日

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 熊本県のJA菊池前会長・JA熊本経済連前会長の上村幸男氏の役員退任慰労と回顧録出版の披露パーティーが、4月26日に盛大に催された。

来賓の方々と共に行われた鏡開き(写真)来賓の方々とともに行われた鏡開き
(右から3人目が上村氏)

 

届けあぜ道の声  上村氏は平成2年にJA理事に就任以来、昨年6月にJA役員を退任するまで、JA菊池組合長(会長)、JA熊本経済連会長を歴任し、27年にわたり農協運動の第一線に立ち、地元のJA菊池はもとより熊本県の農業振興と農協運動の発展のために尽力した。

 また、JA役員就任以前には、農協青年部の役員としても活躍、今日まで熊本県内に引き継がれている多くの取り組みの基盤も築いた。
 こうした氏の功績を讃える「慰労会」の計画が退任直後からなされていたが、29年の退任時は熊本地震発生から1年余が経過したものの復旧・復興への道が緒に就いたばかりであるという氏の考えもあり見合わされていた。

(写真)出版された「届けあぜ道の声 "競"の時代に"協"を求めて」の表紙

 

あいさつする上村幸男氏 しかし、震災から2回目の春の訪れとともに「復興への確かな歩みを感じる」ことと氏の回顧録が出版されるこの機会にという発起人諸氏の意向を受け、4月26日に地元・菊池郡大津町のエアーポートホテル熊本で「上村幸男氏 JA役員退任慰労会並びに回顧録出版披露会 『届けあぜ道の声―"競"の時代に"協"を求めて―』」が開催された。
 氏が自費出版した「届けあぜ道の声―"競"の時代に"協"を求めて―」は、(一社)農協協会が編集・製作を協力し、この日に合わせて出版されたもので、氏の生い立ちから、地元でともに農業に携わってきた仲間、農協青年部時代の活動や米国での生産者との交流など農協運動に対する氏の熱い思いやJA菊池の「きくちのまんま」、JA熊本経済連で「KUMAMOTO」ブランドの立ち上げなど、「JAの自己改革は"販売事業"」だという氏の基本的な考え方をまとめたもの。

(写真)あいさつする上村幸男前JA菊池・熊本経済連会長

 

三角修・JA菊池代表理事組合長 パーティーには、地元でともに農業に携わってきた「野菊会」の仲間、農協青壮年部や県青協や女性部の仲間たち、JA菊池の役職員OBや現職の職員など150名を超える人たちが出席した。
 パーティーは、まず上村氏の妹である中村カヂ子さんが祝舞「松竹梅」を披露して開会した。そして発起人の庄山正博・元JA菊池菊陽中央支店担当理事が開会の言葉を、発起人代表の立野靖人・元JA菊池菊陽中央支所担当理事が主催者あいさつをして始まった。その後、三角修JA菊池代表理事組合長が若き日に初めて上村氏と出合った思い出やJA菊池での氏の功績をまじえて来賓のあいさつをした。続いて小崎憲一・JA熊本中央会会長があいさつをしたほか、加耒誠一JA熊本経済連会長は、県産農畜産物を「KUMAMOTO」という統一ブランドで全国に販売展開したことで、熊本農業の力が一段と向上したと氏の経済連会長としての功績讃えた。

(写真)三角修・JA菊池代表理事組合長

 

志村けん氏から贈られた花束武田鉄矢氏から贈られた花束

(写真)志村けん氏、武田鉄矢氏から贈られた花束

 

 また丸山信義元JA阿蘇代表理事組合長はJA菊池との耕畜連携の実現による阿蘇地域の農業振興への氏の貢献を高く評価すると語った。
 その後、発起人の志垣浩一・JA菊池菊陽中央支所担当理事から記念品が、東慶子・元JA菊池女性部長と桑住幸代・元JA菊池菊陽中央支所女性部長から花束が贈呈された。
 上村幸男氏はこの会が催されたことに感謝を述べるとともに「ここには上村幸男とありますが、それを出席されている皆様の一人ひとりお名前に書き換えて頂いてよいと私は考えています。なぜなら、いま私があるのは、みなさまのお力添えと激励があったからだからです」と語った。
花束が贈られた上村氏と文子夫人 その後、川口司・元JA菊池代表理事組合長が乾杯の音頭をとり、歓談に移った。
 上村氏や文子夫人を囲んでの歓談は、温かく和やかに続いたが、最後に上村氏の甥で熊本県議会議員の中村亮彦氏が御礼の言葉を、発起人の池田良正・元JA菊池菊陽中央支所担当理事が閉会の言葉を述べ、名残りを惜しみつつ閉会した。

 

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