水田作経営の農業所得19%増2017年12月25日
・農水省農業経営統計調査(水田作)
農林水産省が12月21日に公表した28年の水田作の個別経営についての統計によると、1経営体当たりの農業所得は19.0%増加したことが分かった。
水田作経営(全国平均)の1経営体当たりの農業粗収益は266万円で、前年に比べ5.0%上昇した。これは平成28年産米の価格が上昇したため、稲作収入が増加したことによるもの。
一方、農業経営費は203万円で、前年に比べ1.3%上昇した。この結果、農業所得は63万円となり、前年に比べ19.0%増加した。
このうち、水田作作付延べ面積が20.0ha以上階層の1経営体当たりの農業粗収益は4637万円で、前年に比べ0.6%増加した。これは麦類、大豆収入等は減少したものの、稲作収入が増加したことによる。
また、農業経営費は3069万円で、前年に比べ0.6%減少した。この結果、農業所得は1568万円となり、前年に比べ3.0%上昇した。
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