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売上高は前年同期比5%減の174億ユーロ BASF2015年11月10日

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2015年第3四半期業績

 BASF(本社:ドイツ)は、このほど2015年第3四半期の業績を発表した。厳しい市場環境を反映し、売上高は前年同期比5%減の174億ユーロとなった。

 利息・税金・償却控除前営業利益(EBITDA)は3億5800万ユーロ増加し、29億ユーロとなったが、これは主に減価償却費が増額したことに起因する。
 それに対し、特別項目控除前EBITは、1億7100万ユーロ減少し、16億ユーロとなった。特別項目控除前EBITは、化学品部門では小幅増、機能性材料部門では大幅増となったが、その他各部門では大幅減益となった。
 BASFの取締役会会長のDr.クルト・ボックは「今年の夏は明かな息切れ状態に陥り、9月も販売量に勢いがなかった。ブラジルのような主要市場が景気後退に陥っており、中国などでは成長率が低下している」と述べた。
 BASFは2015年の世界経済見通しを、次ぎのように下方修正した(カッコ内は以前の予測値)。
▽GDP成長率:2.3%(2.4%)、工業生産成長率:2.0%(2.9%)
▽化学品生産の成長率:3.5%(3.8%)
▽ユーロ/ドルの平均為替レート:1ユーロ=1.12ドル(1ユーロ=1.15ドル)
▽年間平均原油価格:1バレル=55ドル(1バレル=60~70ドル)
 BASFグループの2015年通期売上高は小幅に減少するものと同社は予測している。 

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