2015年第4四半期売上高は115億ドル ダウ・ケミカル2016年2月5日
ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーはこのほど2015年第4四半期の業績を発表した。売上高は前年同期比20%減の115億ドルだったが、減収増益の好決算で、13四半期連続の成長となった。
売上高は、ハイドロカーボンおよびエネルギー事業、為替が最大の要因となり、現地価格が下落したことから、前年同期比20%減、売却、買収の影響を除くと、15%減の115億ドルとなった。
販売数量は売却、買収の影響を除くと、4%増加した。販売数量が前年同期比増となるのは、9四半期連続となった。アジア太平洋(8%増)、北米(6%増)、新興国は大中華圏(10%増)に牽引され5%増となった。
営業EBITDAは24億ドル、EBITDAは50億ドルだった。輸送、包装、建設をはじめとする主要最終市場における成長が、株主持分利益の減少を上回り、売却の影響を除いた営業EBITDAは1億ドル以上増加した。
研究開発費、販売、一般管理費は、売却、生産性向上対策、焦点を絞った取組みにより、前年同期比で9000万ドル減少した。
第4四半期は、配当と自社株買いを通して、27億ドルを株主に還元した。その内15億ドルは、塩素関連事業の分離に伴う、株式償還に関連するものだ。
同社は同期も継続的なポートフォリオ管理を実施した。デュポンとの間で対等合併による統合に向けた最終合意に署名し、後に3つの独立した大手上場企業を設立するという、明確な目的を持った合併、および分割組織を設置することが挙げられる。
また、ダウコーニングの株式持分変更に向けた最終合意に署名すること、MEグローバルに対する直接持分を、イクウェートに売却することが含まれている。
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