イチゴ苗病害虫防除装置を小型化 農研機構2017年12月14日
農研機構はイチゴ苗の病害虫防除に使う蒸熱処理防除装置の小型化に成功した。
既存のプレハブ型冷蔵庫内に設置でき、従来機よりも低価格化と、70%の省電力化を実現した。
農薬を使わず、水蒸気の熱でイチゴ苗の病害虫(ナミハダニ、うどんこ病)を一度に防除できる。54×50×140cmの大きさで、重さは約30kg。一回に約1000株のイチゴ苗を約1時間で蒸熱処理できる。
併せて、装置の正しい使い方や実際野病害虫防除の事例等をまとめた「イチゴ苗蒸熱処理防除マニュアル2017」を作成した。農研機構のほか、(株)FTH、福岡県、佐賀県農業試験研究センター、熊本県農業研究センター等との共同研究。平成29年7月から販売代理店(エモテント・アグリ株式会社)から販売している。
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