5万人が堪能 第16回ふるさとの食にっぽんの食フェス2018年3月12日
「ふるさとの食にっぽんの食」全国フェスティバルが今年もNHK放送センターと代々木公園のイベント広場を舞台に、3月10日、11日の2日間にわたって開かれた。
このフェスティバルは全国各地の食材や郷土料理などを紹介し、地産地消や食育の大切さを伝えるのが目的で今回で16回目となる。北海道から九州までの食材や料理が一堂に集まるほか「おいしい食」を通じて、東北や熊本などの被災地を応援する。
(写真)大型トラクター「T.JAPAN120」を前にした記念撮影する家族連れ
主催は同フェスティバル全国実行委員会(JA全中、JF全漁連、大日本水産会、NHK)で、農林水産省が後援している。会期中の両日とも天候に恵まれたこともあり、家族連れなどを中心に合計で5万人近くの来場者(主催者発表)が集まり、全国各地の食材や郷土料理を堪能するとともに、子どもと一緒に楽しめる農業、漁業、酪農の体験コーナーなども行われ、多くの来場者が楽しんだ。
ブース出店数は全国から約130団体にも及んだ。
(写真)NHK、代々木公園前の広場のイベント会場
同フェスの初回から出展を続けている井関農機は、今年も大型トラクターやコンバイン、田植え機をはじめ、農業女子プロデュースによるトラクター「しろプチ」やミニ耕運機「ちょこプチ」などの農機を展示、多くの来場者の関心を集めた。同社のブースでは木下榮一郎社長、縄田幸夫営業本部長(常務)などが率先して来場者を案内、スタッフとともに商品の説明を行った。
(写真)井関農機、木下社長と縄田営業本部長
特に大型トラクター「T.JAPAN120」を前にした記念撮影コーナーでは、その場でカレンダー形式の記念写真が無料で配られることもあり、多くの家族連れが集まった。また恒例の試乗コーナーも相変わらずの人気を集めた。最近の農機は色も形もファッショナブルなこともあり、記念撮影した幼児からは「まるでロボットみたい」との無邪気な感想も聞かれた。
(写真)精米体験では横浜市のAさんがお孫さん一家と楽しんだ
また、瓶に入った玄米を棒でつつきながら精米していく昔ながらの方法の精米体験ワークショップも行われ、こちらも多くの家族連れで賑わった。神奈川県横浜市から来たAさんは孫一家を連れて参加、貴重な体験を楽しんだ。
(写真)記念写真付きカレンダーを贈られ、喜ぶBさんご家族
JA全中コーナーではこれも毎年人気のクッキング&トークショーが行われ、今年は東京・原宿で唯一の「お米屋さん」で開業80有余年の小池精米店代表の小池理雄(ただお)氏が「おいしいお米講座、絶品"ごはん"の食べくらべ」を講演、好評を博した。小池氏は超難関の五つ星お米マイスターという資格を持つ。 会期中は、東京五輪・パラリンピックの開催に向けて、世界に向けてアピールしたい日本の食を紹介するなど、さまざまな角度から「東京2020」を盛り上げていくイベントも行われた。同フェスタは盛況理のうちに閉幕した。
(写真)JA全中による人気コーナー「クッキング&トーク」
(関連記事)
・准組合員への対応策探るセミナー JA全中(18.03.12)
・全自動野菜移植機「ナウエルエース」に新型式(18.01.19)
・ヰセキ全国表彰大会に1000人 井関農機(18.01.17)
・管理作業に最適トラクタRTSハイクリ仕様発売 ヰセキ(18.01.10)
・歩行型草刈機「プチもあ」新発売 ヰセキ(17.12.19)
・農業女子PJコラボ農機「歩行型草刈機」を発表 井関農機(17.12.15)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日