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【ダウ・ケミカル】
環境ストレスに強い穀物づくりへ ダウが豪州の研究所と提携

 ダウ・アグロサイエンス(米国・インディアナ州)は作物改良の研究・開発をめざし、オーストラリアの植物機能ゲノムセンター(ACPFG)とライセンス契約などを結んだ。

 ACPFGは2003年、国と州政府が設立した研究機関で、大規模な気候変動などにも耐えうる食料生産システムの構築をめざし、干ばつ、高温、塩害などの環境ストレスに耐性をもつ穀物の研究を行っている。
 ダウ・アグロサイエンスでは今回の提携により、「植物の環境ストレスへの新たな解決策を、世界の農業市場と生産者に提供することが可能になる」としており、ACPFGでも「海外の資源や知見が利用しやすくなり、食料安全保障の確保などに役立つ」と期待している。
 両社はそれぞれが持つ植物の形質発見・開発能力を活かし、環境ストレスへの反応や農業生産性が改善された植物の開発をめざす。


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