中山間地帯では、湿田でも安定作業が行え、高齢者にも安全で使いやすいトラクタが求められている。こうした要望に応えるため「安心」「使いやすい」をコンセプトにした小型トラクタ「トラQ」シリーズに、17.5馬力のセミクローラ仕様機を追加投入した。
「トラQ」TQ17Cは、接地面積が広く低接地圧のセミクローラで優れた湿田走破性を実現し、ロータリの接地前に下降速度を低減することで、すき込み始めのショックを抑え耕深を一定に保つデセラ機構を装備している。
1.123ccの大排気量3気筒エンジンを搭載。正転3段・逆転1段、作業に適したPTO回転を選べる。
また、ステップとシートに低振動「ゴムマウント」を採用、ハンドルを切るとロータリが自動で上昇する「オートリフト」、均一な耕うん作業を行えるロータリ「自動水平」など、各種機能を備えている。
安心装備としては、夜間作業性を向上させる「サイドビューライト」や、周囲の人や車両からの視認性に優れた「ハイマウントウィンカー」などを装備している。
希望小売価格は210万円(税込)。
年間100台の販売を予定している。発売は平成25年3月から。
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