平成24年度の日本農村医学会賞は平塚市病院事業管理者の別所隆氏が受賞した。別所氏は平成３年からＪＡ神奈川県厚生連の伊勢原協同病院に赴任し、12年から同病院の院長を務め、長年神奈川県湘南西部の地域医療を支えてきたことが評価された。
　医師以外を対象として農村の保険と医療の向上に務めた人・団体を表彰している金井賞は、島根県益田市の「飯田健康モデル協議会」が受賞。「健康あっての営農」をスローガンに、昭和52年から各種がん検診や健康診断など地域の健康管理活動を行ってきた。
　日本農業新聞賞は、韓国で農作業事故防止運動に取り組んできた国立農業科学院農業研究官の李敬淑（イ・キョンシュク）氏が受賞した。
　そのほか、日本農村医学会研究奨励賞として、辻村裕次氏（滋賀医科大学）、塚原貴子氏（川崎医療福祉大学）、田沢潤一氏（ＪＡ茨城県厚生連総合病院土浦協同病院）の３氏が受賞した。

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