萬歳会長は18日からの東アジアサミットで野田首相はＴＰＰ参加を表明するのではないかと報道されていることを非常に懸念しているとして、郡司農相に対して「関係閣僚会議等で参加表明されないように尽力をしていただくようお願いに来ました」と話した。
　郡司農相は「昨日（14日）の党首討論で明日（16日）には解散という話が出ている。いろいろなことがあり得るが私は解散になると思っている。そうだとすると関係閣僚会議を実質的にできるという時間の幅は大変に少なくなるだろう。
　野田首相は、これまでのところは（解散を）判断する時期ではないと言っていた。私は18日からの会議のなかで新たなことを大々的に発表するという可能性はかなり少ないのではないかと思っている」と述べた。
　また、「総理が（ＴＰＰ交渉への参加を）表明するというときには、実際に交渉にあたる交渉官が、思いや、あるいはどういう交渉をするんだということをしっかり腹に入れていかなければ交渉にはならない。
　したがって、ＴＰＰに対する考え方を国としてどう持つんだ、ここのところについては（国の対応としては）何ら決まっておりませんから、私は『思い』はもしかすると、（ＴＰＰへの参加表明）ということはなきにしもあらずだが、具体的な国の対応を決めるというのは無理があると思っている。
　もし関係閣僚会議が開かれるとすれば、私のところに届いている（声は）すべからくといっていいほど慎重にという声が高かったので、そのことだけはしっかりと組み込まなければいけないと思う。　とくに産業が潰れるということではなくて日本の国土、地域が崩壊するという意識を私は常に持っているので、そのことについては機会があればしっかりと申し述べたいと思っている」などと答えた。

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