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クローン牛の出生 24年度はゼロ(9月30日現在)

 農水省は12月21日、平成24年9月30日現在の国内のクローン家畜の現状を公表した。

 この調査は消費者にクローンへの理解を深めてもらおうと毎年度半期ごとにとりまとめて公表している。
 24年4月1日から9月末までのクローン牛の出生は、受精卵クローン・体細胞クローンともにゼロだった。ただし受胎中の受精卵クローン牛が同日現在で3頭いる。
 調査を行った過去14年間でクローン牛の出生がゼロだった年度は一度もなく、「(出生がない正確な理由は)各研究機関によって異なるだろうが、資金面での問題があるのではないか」(農水省農林水産技術会議)という。
 調査開始からの累計では、受精卵クローン牛が出生数731頭で、うち111頭(15%)が死産または生後直死、84頭(11%)が試験供用、339頭(46%)が食肉出荷された。現在9頭が育成・試験中。体細胞クローン牛は出生数594頭で、うち183頭(31%)が死産または生後直死で、これに生後6カ月以内の病死112頭を加えると、合計295頭(50%)が6カ月以内に死亡している。試験供用は211頭(36%)で、現在42頭が育成・飼育中。
 体細胞クローン豚の24年度の出生数は39頭で、うち26頭が遺伝子組換え体だった。
 体細胞クローン山羊の24年度の出生数はゼロ。

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