【乳用牛】
戸数は2万1000戸で前年比900戸、4.1%減った。
頭数は146万7000頭で同1万7000頭、1.1%減った。経産牛が93万2900頭で同3万900頭、3.2%減った一方、未経産牛は53万4400頭で同1万3900頭、2.7%増えた。
頭数規模別の戸数は99頭以下が1万8420戸で同920戸、4.8%減っているが、100頭以上は同1880戸で20戸増え、1戸あたり飼養頭数は69.9頭と同2.1頭増えた。
【肉用牛】
戸数は6万9600戸で同4800戸、6.5%減った。
頭数は276万3000頭で、同12万9000頭、4.5%と大きく減った。平成17年の274万7000頭を底として21年まで4年連続で増加傾向だったが、昨年に続き2年連続で減った。飼養頭数を地域別でみると、九州が全体の36%を占めており、頭数が大きく減ったのは宮崎県で発生した口蹄疫の影響が大きい。
1戸あたり飼養頭数は39.7頭で同0.8頭増えたが、頭数規模別では9頭以下の戸数が5割以上を占め、乳用牛に比べ中小規模農家の割合が多い。
【豚】
戸数は6010戸で、前回調査比で880戸、12.8%減った(※)。
頭数は976万8000頭で同13万1000頭、1.3%減った。頭数は前回調査まで4年連続で増加していたが、猛暑や宮崎県の口蹄疫の影響で5年ぶりに減った。
1戸あたり飼養頭数は1625頭と、同189頭増えた。飼養頭数規模別頭数では、2000頭以上が約7割を占めている。
【採卵鶏】
戸数は2930戸で同180戸、5.8%減った。
羽数は1億7591万7000羽で229万1000羽、1.3%減った。
1戸あたり成鶏メス飼養羽数は4万6900羽で1900羽増えた。飼養羽数規模別羽数では、10万羽以上が約7割を占めている。
※ 豚と採卵鶏については、22年度が世界農林業センサスの実施で調査を中止したため2年間の累計になっている。豚の飼養戸数が大きく減っているように見えるのはそのため。年間の減少幅では1年あたり400戸ほどで、従来と大きな違いはない。
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