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注目市場はマヨネーズ類 富士経済の調味料市場調査

 富士経済は業務用調味料・調味食品53品目の市場の現状を調査し、2012年の市場見込みを11月29日発表した。

 業務用調味料のトレンドは「小容量化」「簡便化」「専用化」で、とくに外食チェーンでは誰もが調理可能で味の均一化が図れる簡便性の高い調味料へのニーズが高まっている。
 和・洋・中の調味料のうち、もっとも拡大が予想されるのは「洋風」。2012年は前年比2%増の3478億円を見込む。
 なかでも注目市場はマヨネーズ類。前年比3.2%増の415億円を見込む。2012年は内食需要の継続で中食惣菜向けや惣菜パン向けのマヨネーズ需要が続いたため。中食市場と製パン市場の活性化から機能性マヨネーズの需要は今後も高まるとしている。
 またパスタやピザのぺーストに使用されるバジルソースも、健康に良いというイメージから採用メニューに広がりを見せ、同30%増の6.5億円を見込む。
 和風調味料の白だしも同8.9%増の49億円の拡大を予想。幅広い料理に利用できる汎用性の高さとオペレーションの効率化が図れることから市場が拡大、また和風メニュー以外の中華や洋風メニューへも使用の広がりがみられる。


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