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乾シイタケの生産量が増加 林野庁が23年産を調査

 林野庁はキノコ類や木炭、ウルシなど特用林産物(※)の生産動向を11月29日取りまとめた。

 平成23年の総生産額は2648億円で前年に比べて7%減少した。
 生産量ではキノコ類が12年以降増加。23年は前年比0.9%増で、約47万1900tとなった。
 品目別の生産量は、乾シイタケが約3700tで前年比5%増だが、生に換算すると2万6000t弱となる。一方、生シイタケの生産量は7.6%減って7万1000t強となった。
 またマツタケの生産量は7割以上の大幅減だ。食用キノコは、その他を含め10品目を調査したが、うち生産量が最も多いのはエノキダケで14万3200t、次いでブナシメジが11万8000t。
 生産額では、その他を除くキノコ類全9品目が8.8%値下がりしている。
 キノコ以外の食用林産物ではクリ、タケノコ、ワサビがともに生産量を減らし、タケノコは生産額も減少。
 非食用の特用林産物は、多くの品目で生産量が前年より減少したが、竹炭は28.7%、竹酢液1.5%、竹材は22.7%増加した。
 この調査は結果を分析して需給の安定などに関する施策を推進する目的で毎年実施している。

【※特用林産物】
 食用のキノコ類、樹実類、山菜類、非食用のウルシ、木ろう、竹材、桐材、および木炭など森林原野を起源とする生産物(一般に用いられる木材を除く)の総称。


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