台湾国際農業週開幕!2018年11月21日
台湾(中華民国)の最新の農業と農業技術を世界にアピールする「台湾国際農業週」が昨年、一昨年に引き続き、台湾農業の中心地である南部台湾の高雄市で11月21日から開催されている。
(写真)開会式で成功を誓う主催者と来賓
今回で3回目となる本展示会は、前回よりも更に規模が大きくなり、高雄で最大規模の展示会となった。
今年も「台湾国際漁業展」と同時開催し、合同でのオープニングイベント開催となった。
今年は、昨年よりもさまざまな意味でパワーアップしており、日本の農林水産省にあたる台湾行政院農業委員会や地元・高雄市政府、そして開催にあたって努力してきた関係者の意気込みには熱いものがあった。
主催団体である高雄市政府の蔡復進副市長は「台湾の農業には、さまざまな改善すべき問題があるのが現状。この展示会を通して、高雄のこれからの担い手となる、二代目の農家が色々なテクノロジーを学び、国際的な交流をすることで、問題点を改善し、台湾農業が発展するよう期待している」と挨拶し、今回の展示会への熱い想いを述べた。
また、行政院の黄金城農業委員会副主任委員は、「台湾の農業・漁業は、世界中の人々にその品質の良さ・技術の高さを知られている。いま、台湾農業は『伝統的な農業』から、データテクノロジーのような技術を利用した『スマート農業』への方向性に進んでいる。以前は生産に重点を置いていたが、現在は農産物の物流技術の改善にも取り組んでいる。
この展示会を通じて、多くの会社が交流し、農業・漁業のより一層のレベルアップとなることを願う」と語った。
これらの考え方・方向性は、台湾政府の対外的な施策と同じ方向であり、国の予算を含めて官・民が一体となって、農業・漁業を積極的に発展させていこうという意気込みを感じられる。
それを反映して、今回の「国際農業週」への出展は18カ国300以上の組織団体・計600のブースが設けられ、台湾で「一番大きな展示会」となった。
(関連記事)
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