農政:緊急企画:許すな!日本農業を売り渡す屈辱交渉
これ以上、農業を犠牲にするな【飛田稔章・JA北海道中央会会長】2018年10月4日
日本の食料基地を抱えるJA北海道中央会の飛田稔章会長は9月27日、日米の新たな通商交渉について「農業を犠牲にしない交渉姿勢の堅持」を求めるコメントを発表した。
コメント全文は以下のとおり。
◎TPP11を超える譲歩は認めない 本日、日米共同声明において「日米物品貿易協定(TAG)」の締結に向けた交渉開始に合意したことが発表された。
農産物に関しては、過去の経済連携協定で約束した市場アクセスの譲許内容が最大限であるとの日本政府の立場を米国が尊重するよう明記されているが、今後、発効が見込まれるTPP11、日EU・EPAなど国際貿易をめぐる情勢は大きな変革期にあり、生産現場は依然として将来不安を抱えている。
今後の交渉においては、TPP11を超える譲歩を行わないこと、並びに、これ以上農業を犠牲にすることのない交渉姿勢の堅持を強く求めたい。
平成30年9月27日 北海道農業協同組合中央会
会長 飛田稔章
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