クラウド型ネットワークサービス開始 サタケ2017年8月31日
(株)サタケは、穀物加工施設などの情報管理ができる、業界初のクラウド型システム「サタケiネットワークシステム」を開発、9月1日よりサービスを開始する。
穀物乾燥調製施設や精米工場などでは、原料穀物の荷受処理や生産者への精算処理、設備稼働状況の監視などの情報管理にコンピュータシステムを利用している。
従来のシステムは、専用ソフトウエアをパソコンにインストールして利用するため、基本ソフトがバージョンアップした際は、ソフトウエアの入れ替えが必要となり、利用者の負担となっていた。
また、データのバックアップは、利用者自身で行う必要があり、適切に行っていない場合、破損や消失のリスクが生じる場合もあった。
このたび、同社が開発したクラウド型システムは、情報管理に必要な6つのサービス
1.荷受データ処理システム
2.精算処理システム
3.保有米処理システム
4.施設利用予約システム
5.穀物温度モニター
6.遠隔工程監視システム
をインターネット経由で提供するものだ。
クラウド型システムのサービス提供は、穀物加工施設向け情報管理システムとしては、業界初となる。
同サービスは、PCだけでなくタブレット端末やスマートフォンなど、モバイル機器からも利用できる。
常に最新のソフトウェアに更新されるため、OSのバージョンアップに伴う利用者負担は不要だ。
サーバーに保存されたデータは、一括してバックアップされるため、万が一端末に破損・消失などのトラブルが生じても、データを保護できる。
また保存されているデータは、遠隔地からも閲覧・処理できるため、複数施設を運用する場合も、現地に足を運ぶことなく、最新の情報を効率よく収集・分析することが可能
だ。
6つのサービス利用金額は、合計で138万円(年間・税別)。同社では、穀物乾燥調製施設、精米工場などを対象に、年間100件の契約を目指している。
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