自国より美味しい野菜1位「トマト」 外国人の日本食への意識調査 タキイ種苗2016年2月9日
タキイ種苗(株)は2015年の訪日外国人が過去最高となる1900万人を超えたこと、また中国経済の減退はあるものの円安が続く効果から2月8日の旧正月前後の中国人観光客の訪日が予想されることを受け、日本在住の20~50代の外国人218人に「日本の食文化に関する意識調査」を行った。
昨年行った同社調査の「世界の食文化と日本に対する意識調査」で、日本の素晴らしい好きなところの1位に「清潔で綺麗」、次いで「食」「交通の便が良い」となった結果を踏まえ、今回は「食」について調査された。
(表)日本食の素晴らしいと思うところ
日本食の素晴らしいところについては、最も回答の多かった順に「食材が新鮮」「食材が安全」「盛り付けが美しい」などが上がった。特に男性は食材の新鮮さについて評価し、女性は食材の安全さについて支持した。
◆美味しい野菜に「トマト」
(表)自国より美味しいと感じた日本の野菜
自分の国より美味しいと感じた野菜について、最も回答の多かった順に「トマト」「カボチャ」「サツマイモ」が上がった。
中国の男性はトマトについて「種類が多い」と回答した。その他、インドネシアの女性は「生で食べても甘くておいしい」と答えた。
カボチャについて、アメリカの男性が「小さくて簡単に料理ができる点で全く違う」。サツマイモについてはドイツの男性が「新鮮さや品質の安定」の点で違うと述べた。
「驚いた日本の野菜」については1位に「ゴボウ」が上がった。ネパールの女性は「こんな野菜、無い」と驚きを述べた。「ゴーヤ」も回答数が高く、韓国の女性は「日本に来て、初めて味わった味」と答えた。他に「大根」についてジャマイカの男性が「サイズや食感が西洋にあるものと違う」、「オクラ」についてアメリカ男性が「ネバネバしているところに驚いた」と答えた。
◆新鮮さが大切「寿司」
「好きな日本食」について、昨年1位だった「ラーメン」が6位となり、新鮮さなどが売りの「寿司」が1位となった。次いで「天ぷら」「刺身」「しゃぶしゃぶ」「焼肉」などがあがった。
嫌いな日本食については、41.3%の人が「納豆」と答えた。その他「飲み込むタイミングが分からない」として「ホルモン」が36.7%。自国では時間が経っているものが売られているため生で食べる習慣がない「生卵」が30.3%。そのほかに「うに」や「白子」があがった。
(写真)自国より美味しいで1位となったトマト(写真は桃太郎)
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