野菜の価格ほぼ平年並みに 農水省2018年6月7日
農水省は、東京都中央卸売市場に出荷される野菜の生育状況と6月の価格見通しについて、主産等から聞き取りを行い、その結果を公表した。
根菜類では、ダイコンは4月の低温によって生育が遅延しているため、6月前半の価格は高値水準で推移。後半は青森県での生育回復が見込まれるので出荷数量、価格とも平年並みに戻る見込みだ。ニンジンは3月上旬以降の千葉県の気温が平年を上回り生育が良好で、太物の発生が多く、価格は安値水準で推移する見込みだ。
葉茎菜類では、ハクサイ、キャベツは生育期間の気温が平年を上回ったため生育が進んでおり、ハクサイは安値水準で、キャベツは平年並みで推移する見込みだ。ホウレン草、ネギ、レタスは出荷量、価格ともに平年並みで推移する。
果菜類のキュウリ、ナス、トマト、ピーマンも出荷量、価格とも平年並みで推移するという。
土物類のバレイショは3月上旬以降気温が平年を上回り生育が良好で大玉傾向となり、出荷量が平年を上回ることから価格は安値水準で推移するとみている。サトイモ、タマネギの生育は平年並みで価格も平年並みに推移するとみている。
(関連記事)
・【野菜の流通と文化を考える】第4回 多様な課題に応えて活動(18.05.27)
・5月の野菜生育は平年並みに 農水省(18.05.07)
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