無洗米を評価 東洋ライスを「エコ・ファースト企業」に認定2018年8月8日
BG無洗米を販売している東洋ライス(株)は、8月7日、環境大臣から「エコ・ファースト企業」の認定を受けた。先進的・独創的で、かつ業界をリードするような事業活動を行っているトップランナー企業を認定するもので、米穀業界では初めて。同社の雜賀慶二社長は、「認定を励みに環境と健康によい金芽米を積極的にPRしたい」と意欲を燃やしている。
「エコ・ファースト企業」認定は、業界トップランナー企業による環境保全活動をさらに進めるため、環境省が2008年に設けた制度。企業が地球温暖化対策、廃棄物・リサイクル対策など、環境保全に関する取り組みを環境大臣に対して約束するもので、その内容が制度に合致する企業を認定する。
同社が販売するBG無洗米は、米の表面の旨み層と胚芽の基底部である「金芽」を残す精米方法によって栄養と美味しさを両立させた健康志向の米で、業界に先駆けて商品化した。今回、環境大臣に提出した「エコ・ファーストの約束」は、(1)BG無洗米の普及を通じて環境負荷の低減に貢献する、(2)無洗米製造時の副産物(米ぬか)をリサイクル利用し、よりよい作物づくりに活用する、(3)自然環境の保護や生物多様性の保全のための環境教育を推進する、という内容。
同社は「先進性・独自性・波及効果というエコファースト制度の規定に合致しており、社会に対する影響力が大きかったこと、さらに今後もその効果の拡大が期待できることが評価されたと考えている」としている。
(写真)中川雅治環境大臣から認定を受ける雜賀社長
(関連記事)
・史上初、たんぱく質を減らした「玄米ごはん」開発 東洋ライス(18.07.19)
・「金芽ロウカット玄米」の食味が健康改善に効果 東洋ライス(18.06.29)
・売上高は5.1%増の86億1600万円に 東洋ライス(18.06.01)
・JA鳥取いなばが東洋ライス(株)と包括連携協定締結(18.04.23)
・「世界最高米」事業をスタート 東洋ライス(18.01.29)
・ANAファーストクラス機内食で金芽米を提供 東洋ライス(17.11.24)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(123) -改正食料・農業・農村基本法(9)-2024年12月21日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (40) 【防除学習帖】第279回2024年12月21日
-
農薬の正しい使い方(13)【今さら聞けない営農情報】第279回2024年12月21日
-
【2024年を振り返る】揺れた国の基 食と農を憂う(2)あってはならぬ 米騒動 JA松本ハイランド組合長 田中均氏2024年12月20日
-
【2025年本紙新年号】石破総理インタビュー 元日に掲載 「どうする? この国の進路」2024年12月20日
-
24年産米 11月相対取引価格 60kg2万3961円 前年同月比+57%2024年12月20日
-
鳥インフルエンザ 鹿児島県で今シーズン国内15例目2024年12月20日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】「稼ぐ力」の本当の意味 「もうける」は後の方2024年12月20日
-
(415)年齢差の認識【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年12月20日
-
11月の消費者物価指数 生鮮食品の高騰続く2024年12月20日
-
鳥インフル 英サフォーク州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月20日
-
カレーパン販売個数でギネス世界記録に挑戦 協同組合ネット北海道2024年12月20日
-
【農協時論】農協の責務―組合員の声拾う事業運営をぜひ 元JA富里市常務理事 仲野隆三氏2024年12月20日
-
農林中金がバローホールディングスとポジティブ・インパクト・ファイナンスの契約締結2024年12月20日
-
「全農みんなの子ども料理教室」目黒区で開催 JA全農2024年12月20日
-
国際協同組合年目前 生協コラボInstagramキャンペーン開始 パルシステム神奈川2024年12月20日
-
「防災・災害に関する全国都道府県別意識調査2024」こくみん共済 coop〈全労済〉2024年12月20日
-
もったいないから生まれた「本鶏だし」発売から7か月で販売数2万8000パック突破 エスビー食品2024年12月20日
-
800m離れた場所の温度がわかる 中継機能搭載「ワイヤレス温度計」発売 シンワ測定2024年12月20日
-
「キユーピーパスタソース総選挙」1位は「あえるパスタソース たらこ」2024年12月20日