SDGsへの貢献でシンポ2018年2月5日
・生物多様性連携でシンポジウム開催
・農林水産省は京都大学などとの共催で、2月28日、同省本館7階講堂で平成29年度農林水産分野の生物多様性連携シンポジウムを開催する。
今回のテーマは「自然資本でつなげる・つながる~農林水産分野の自然資本の取り組みを起点としたSDGsへの貢献」。
このシンポジウムは、生物多様性保全活動を地域価値の向上につなげていこうとする活動事例を学び、今後の保全活動を効果的に促進していく方策を考えるのが目的。
特に今年はSDGs(持続可能な開発目標)やESG投資(環境、社会、企業統治などの非財務情報を考慮した投資のこと)への対応など、新しい社会的な要請が顕在化し、企業を取り巻く環境が大きく変化していることから、それらの情勢を踏まえて農林水産分野における生物多様性保全活動をとらえ直し、自然資本を活用した経済的な連携を推進する方策を今回のシンポジウムを通して提案する考えだ。
農水省、京都大学大学院農学研究所、東京大学大学院農学生命科学研究科、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)の4者による共催。
【主なプログラム内容】
◎基調講演
▽「SDGsで自分を変える、世界が変わる」
川廷昌弘・(株)博報堂DYホールディングス グループ広報・IR室CSRグループ 推進担当部長
▽「農林水産分野の自然資本の取組とSDGsの関係」
栗山浩一・京都大学大学院農学研究科教授
◎事例報告~農林水産分野の自然資本の取り組みとSDGsへの貢献
▽「海外企業の自然資本経営」
藤田香・日経エコロジー編集/日経BP環境経営フォーラム プロデューサー
▽「生産者と消費者のフードチェーンでつながる田んぼとお米と環境と」
宮川和之・コープデリ生活協同組合連合会CSR推進部 食と商品グループ長
▽「国産材・地域材利用による生物多様性配慮・環境コミュニケーション」
齊藤申一・コクヨ(株)人事総務部環境ユニット長
▽「遊休荒廃地を活用した椀子ヴィンヤードぶどう畑における生態系調査・植生再生」
林田昌也・キリン(株)執行役員 CSV戦略部長
▽「世界農業遺産『大崎耕土』における持続可能な水田農業」
高橋直樹・宮城県大崎市産業経済部世界農業遺産推進室係長
▽「生物多様性を伝える活動(全国の調査研究と取材から)」
上野由里代・北九州魚部副代表
◎パネルディスカッション
▽「自然資本から広がるSDGsに対する農山漁村の貢献可能性~生産者と消費者をつなぐ~」
・コーディネーター:橋本禅・東京大学大学院農学生命科学研究科准教授
・パネリスト:講演者の川延昌弘氏、宮川和之氏、高橋直樹氏の3名、および中川一郎・農水省大臣官房政策課環境政策室長、長田啓・環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性主流化室長、西田貴明・三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)副主任研究員
【申込方法】
インターネットかFAXによる先着順。
○参加可能人数:各200名程度
○申込締切:2月23日必着
○インターネット:平成29年度農林水産分野の生物多様性連携シンポジウム「自然資本でつなげる・つながる」~農林水産分野の自然資本の取組を起点としたSDGsへの貢献~
○FAX番号:06-7637-1479
○送り先:三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)新事業開発室グリーンインフラ研究センター
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