ジビエ利用量27%増加 農水統計2018年11月29日
農水省はシカやイノシシなどの野生鳥獣資源の利用実態調査結果を11月27日に公表した。
食肉処理施設が平成29年度に処理した野生鳥獣のジビエ利用量は1629tで、前年度に比べ27%増加した。
このうち、食肉としての販売目的で処理したジビエ利用量は1146tで、前年度に比べ12.9%増加し、鳥獣種別ではシカが814tで22.4%増加、イノシシが324tで5.5%減少、その他鳥獣が8tで14.3%増加した。また、ペットフードの利用量は373tで前年度に比べ148.7%増加した。
食肉処理施設が処理した野生鳥獣の解体頭・羽数は9万6907頭・羽で、前年度に比べ8.6%増加した。
鳥獣種別では、シカが6万4406頭で15.7%増加、イノシシが2万8038頭で2.0%増加、その他鳥獣が4463頭・羽で26.7%減少した。
食肉処理施設で処理して得た金額は31億4700万円で、前年度に比べ3.9%増加した。
このうち、食肉の販売金額は29億1900万円で前年度に比べ0.9%増加、鳥獣種別ではシカが16億4000万円で10.6%増加、イノシシが12億4700万円で9.0%減少、その他鳥獣が3200万円で17.9%減少した。
(関連記事)
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