種子処理技術でグローバルな協力に合意 デュポンと住友化学2017年12月7日
デュポンと住友化学は、主要な農作物を対象とした、種子処理技術の開発、登録、商業化に関して、グローバルに協力することに合意した。
この合意は、農作物の初期生育と収量の向上につながる新たな種子処理技術の開発と商業化を加速させることを目的としたもので、このグローバルな協力は、「住友化学の持つ化学農薬および生物農薬の製品パイプラインと、ダウ・デュポンのアグリカルチャー事業部門の事業ユニットであるデュポン農業製品事業部の先端種子処理技術および製品開発力という両社の強みを活用するもの」だという。
また、製品開発において、従来より早い段階で、デュポンの技術や製品開発力と住友化学の製品パイプラインを組み合わせ、さまざまな製品のコンビネーションによる相互補完的な特長を両社で評価する初期段階での協力によって、現在や将来の種子処理製品の強化が見込まれ「農業生産者に役立つ、より高機能な種子処理製品を生み出すことができる」と考えられている。
対象となる作物は、コーン・ダイズ・麦類・コメなどの穀物やナタネ・ワタなどが考えられるが、現在の段階では具体的には何も開示されていない。
この協力は、まず北米から開始される予定で、北米ではデュポンと住友化学の子会社・ベーラントUSAが協力して行われる。将来的には「複数の作物を対象としてグローバルに協力を拡大していくが、具体的な時期、対象国や担当などの詳細については、開示していない」という。
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