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豚の新育種技術研究会を開催へ 農研機構2018年5月25日

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・「閉鎖群」による効率的な改良方法を検討

 農研機構(久間和生理事長)は平成30年度「豚の新育種技術に関する研究会」を、茨城県つくば市で7月3日と4日の2日間にわたって開催する。

ユメサクラ系統造成フローチャート わが国では、従来から国や県、農業団体、民間などで豚の育種改良が精力的に進められてきた。研究会では、豚の改良に携わるすべての人を広く全国から募り、研究会に参加してもらい、育種技術に関する研究を推進するとともに「閉鎖群」を用いた豚の効率的な改良方法を検討する。

(画像をクリックすると大きな画像が表示されます。)
(画像提供:(独)家畜改良センター

 

 家畜改良センター宮崎牧場のデュロック種系統豚ユメサクラエース(写真提供、同センター)「閉鎖群」とは、初めに改良目標値を設定し、素材となる基礎豚を導入し群を閉鎖する。閉鎖された群の中で血縁を考慮しつつ交配を行い、産まれた子豚の能力を検定し、その結果から統計的手法を用いて遺伝的能力を推定、次世代の豚を選抜する。交配ー検定ー選抜を繰り返し、1年で世代を更新、群全体の能力を高めていく。群を閉鎖することから群内の血縁が高くなり、能力のバラツキが小さくなる。

(写真提供:(独)家畜改良センター

 

 研究会の概要は次の通り。

○日時1:7月3日、午後1時30分~5時
○日時2:7月4日、午前9~12時
○会場:農研機構畜産研究部門大会議室(茨城県つくば市池の台2)
○参集対象:豚の育種改良に関与している各機関(農水省、畜産関係機関、公立畜産関係機関、日本養豚協会、大学、全農、民間種豚場など)
○主な会議内容:
▽新規閉鎖群育種の検討
▽継続閉鎖群育種の検討
▽最新の育種研究の紹介
▽維持系統と組み合わせ検定の検討
▽遺伝的能力評価
▽豚のポストゲノム研究の最近の情勢
▽総合討論

○参加申込方法:ホームページ「平成30年度豚の新育種技術に関する研究会」参加フォーム
 ※インターネットからの申し込みのみ受け付ける。
○申込締切:6月8日
○問い合わせ先:同機構畜産研究部門企画連携室
○TEL:029-838-8618

 

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