卸売市場法改正・米政策の転換を議論 農協研究会2018年2月6日
農業協同組合研究会(会長:梶井功東京農工大学名誉教授)は3月3日、東京都内で第27回研究会を開催する。テーマは「農産物流通・市場の変化に対応した農協販売事業の構築」。
政府は「農業競争力強化プログラム」にもとづき、とくに農協の経済事業の改革を強調している。そのため、農協組織も自己改革を進めているが、今後はさらに卸売市場法改正や30年産から米政策の転換などが進められることにより、農産物流通・市場は制度的にも大きく変化することが予測されている。
これは農協の販売事業に影響を及ぼすことは必至で、今後どのように対応していくかが重要な課題となる。今回の研究会は、そうした点について検討するために開催するもので研究会は広く参加を募っている。開催概要は次の通り。
【報告】
(1)「卸売市場法の改正と市場流通の展開方向」(藤島廣二・東京農業大学名誉教授、東京聖栄大学客員教授)
(2)「ユニオン・イズ・パワー-営農事業改革の取り組み」(阿部勝昭・JAいわて花巻代表理事組合長)
(3)「きくちのまんまで新たな夢への挑戦~組織の本丸は販売事業」(上村幸男・前JA熊本経済連会長、前JA菊池会長理事)
*司会:原田康・協同組合懇話会代表幹事
【開催日時・場所】
○日時:3月3日(土)午後1時30分から5時30分
○場所:日本橋公会堂2階、第3・第4洋室(東京都中央区日本橋蛎殻町31-1、TEL:03-3666-4255)
○参加費:無料。ただし会員外は資料費として500円
○懇親会参加費:5000円
○申込み・問い合わせ先:農業協同組合研究会事務局(TEL:03-3639-1121)
(関連記事)
・卸売市場法は弱者の砦(17.12.11)
・卸売市場法は堅持 市場開設「認定制」に変更(17.12.08)
・30年産米 需要とのマッチング 継続支援を-自民が政府に要請決める(17.11.28)
・卸売市場 規制撤廃へ議論-規制改革会議(17.10.26)
・【米生産・流通最前線2017】30年産問題ーどんなコメ「需要」に応えるのか?(17.08.07)
・過剰作付ワースト1の挑戦・千葉県(17.04.03)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(123) -改正食料・農業・農村基本法(9)-2024年12月21日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (40) 【防除学習帖】第279回2024年12月21日
-
農薬の正しい使い方(13)【今さら聞けない営農情報】第279回2024年12月21日
-
【2024年を振り返る】揺れた国の基 食と農を憂う(2)あってはならぬ 米騒動 JA松本ハイランド組合長 田中均氏2024年12月20日
-
【2025年本紙新年号】石破総理インタビュー 元日に掲載 「どうする? この国の進路」2024年12月20日
-
24年産米 11月相対取引価格 60kg2万3961円 前年同月比+57%2024年12月20日
-
鳥インフルエンザ 鹿児島県で今シーズン国内15例目2024年12月20日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】「稼ぐ力」の本当の意味 「もうける」は後の方2024年12月20日
-
(415)年齢差の認識【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年12月20日
-
11月の消費者物価指数 生鮮食品の高騰続く2024年12月20日
-
鳥インフル 英サフォーク州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月20日
-
カレーパン販売個数でギネス世界記録に挑戦 協同組合ネット北海道2024年12月20日
-
【農協時論】農協の責務―組合員の声拾う事業運営をぜひ 元JA富里市常務理事 仲野隆三氏2024年12月20日
-
農林中金がバローホールディングスとポジティブ・インパクト・ファイナンスの契約締結2024年12月20日
-
「全農みんなの子ども料理教室」目黒区で開催 JA全農2024年12月20日
-
国際協同組合年目前 生協コラボInstagramキャンペーン開始 パルシステム神奈川2024年12月20日
-
「防災・災害に関する全国都道府県別意識調査2024」こくみん共済 coop〈全労済〉2024年12月20日
-
もったいないから生まれた「本鶏だし」発売から7か月で販売数2万8000パック突破 エスビー食品2024年12月20日
-
800m離れた場所の温度がわかる 中継機能搭載「ワイヤレス温度計」発売 シンワ測定2024年12月20日
-
「キユーピーパスタソース総選挙」1位は「あえるパスタソース たらこ」2024年12月20日