農政:緊急企画:許すな!日本農業を売り渡す屈辱交渉
日本一の和牛産地で 農家の意欲低下懸念【下小野田寛・JA鹿児島きもつき代表理事組合長】2018年10月1日
日本一の和牛産地を自負しているが、今回の日米貿易交渉の結果を大変心配している。TPP協定以上は譲歩しないというが、トランプ大統領主導の交渉で、この前提条件も守られない可能性がある。FTAでなくTAGだというが、中身が変わらないのに名前を変えればいいというものではない。
これまで日本が中心になって進めてきたTPP11は、いったい何のためだったのか。米国1国との交渉が、果たして国益になるのか疑問だ。日本の和牛が評価されているのは農家が頑張って生産しているからであり、牛肉の輸入で生産意欲が減退しないか心配である。農業がだめになると、地方は大変だ。交渉をしっかり注視していきたい。
【TAGに対する緊急企画「許すな!農業を売り渡す屈辱交渉」のまとめページはこちら】
・TPP11と日米TAG ダブルパンチで脅かされる食の安全【堤未果・国際ジャーナリスト】
・TAGは「実質FTA」でなく「FTAそのもの」【鈴木宣弘・東京大学教授】
・日本農業をトランプに蹂躙させてはならぬ【森田実 政治評論家・山東大学名誉教授】
・自動車の盾として農業を売り渡す屈辱交渉は許されない【醍醐聰・東京大学名誉教授】
(関連記事)
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